追悼、高倉健特別企画! 〜駅 STATION〜

追悼、高倉健特別企画! 〜駅 STATION〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

任侠映画始め、アウトロー役の主演が多かった高倉健の、

「一度でいいから刑事役をやりたい」 と漏らした言葉をきっかけに、

稀代の名脚本家である倉本聰が、オリジナルで書きあげた作品が、

1981年公開の映画、『駅 STATION』 である。

 

 

 

 

オリンピックの選手に選ばれるほどの射撃の腕前を持つ、

敏腕刑事の10余年に渡る人生の軌跡を通して、

男と女の別れを豊かな映像感覚で描写した。

 

 

 

 

この映画以後、監督:降旗康男、主演:高倉健、撮影:木村大作の、

ゴールデン・トリオによる作品が、日本映画界を席巻することとなる。

 

 

 

 

物語は1968年の冬、高倉健演じる主人公と、

いしだあゆみ演じる妻の、別れから始まる。

 

 

 

 

なぜ2人が別れるのか、事情はよく分からないが、

たった一度だけ、妻に過ちがあったらしい。

 

 

 

 

列車に乗った妻が精一杯笑って見せて敬礼をするシーンは、

映画の中でも、屈指の名シーンだ。

 

 

 

 

そうして始まる映画は、主人公と3人の女性達との関わりを描き、

人生の辛さと悲しさと寂しさを感じさせてくれる。

 

 

 

 

東京五輪、銅メダリストの円谷幸吉の遺書をナレーションが語るシーンは、

スポーツ界に同じような悲劇を二度と起こしてもらいたくないと、

改めて思わせてくれる。

 

 

 

 

数ある名シーンの中でも、第3エピソードの、

倍賞千恵子演じる桐子と、高倉健の9分半に及ぶ長回しのシーンは、

最近の映画界では決して見られないものだ。

 

 

 

 

テレビから流れる八代亜紀の、『舟歌』 が、効果抜群で心に沁みる。

美術や照明など、裏方の人達の手作りの情感やぬくもりが感じられる、

おススメの一本だ。

 

 

 

 

 

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