追悼、高倉健特別企画! 〜幸福の黄色いハンカチ〜

追悼、高倉健特別企画! 〜幸福の黄色いハンカチ〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東映を離れた高倉健が、松竹の名監督山田洋次と組んだ、

記念すべき作品、『幸福の黄色いハンカチ』 が公開されたのは、1977年。

 

 

 

 

フォークグループ海援隊の武田鉄矢、不思議な魅力の桃井かおりといった、

異色の組み合わせが功を奏し、映画は大ヒットを記録した。

 

 

 

 

夕張炭鉱の家の前に満艦飾の黄色いハンカチが、

無数になびくラストには、多くの人々が感動することだろう。

 

 

 

 

まさにはまり役としか言いようのない高倉健の、

ストイックな刑務所帰りの男と、これが映画初出演であった、

武田鉄矢の、饒舌な若い男がからむ会話の面白さと、

北海道の雄大な風景を伏線に、ドラマはラストに向け盛り上がっていく。

 

 

 

 

予定調和的に過ぎるきらいはあるが、

高倉健の名演が、それを感じさせない。

 

 

 

 

渥美清や倍賞千恵子など、松竹映画のベテランが、しっかり脇を固めている。

 

 

 

 

今でこそ俳優は、どこの映画会社の作品でも自由に出演できるが、

当時は東映任侠映画の大スターであった高倉健が、

松竹の映画に出るというのは、1つの事件だったのである。

 

 

 

 

ラストシーンの感動を絵だけで表わす手法も、日本映画では珍しいもので、

まさにロードムービーの傑作と言える。

 

 

 

 

数年後、西部劇、『シェーン』 を下敷きにした、

この映画の前段階とも言える映画、『遥かなる山の呼び声』 が公開されるが、

共感と感動はこの、『幸福の黄色いハンカチ』 に遠く及ばない。

 

 

 

 

高倉健の新たな魅力を切り開いた、

ターニング・ポイントの作品として、おススメの一本だ。

 

 

 

 

 

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